2021.05.06 04:45漆器 ふみ入れ昨日ご紹介したのは漆器のふみ入れです。最近、うつわだけでなくこのようなお品もご紹介させていただけたら…と思いご案内させていただきました。いつもお品をご紹介するときに考えることは私ならどう使うだろう…と今回のこのふみ入れ…私なら………子供の母子手帳そしてふたりの子供それぞれに宛てた...
2020.01.18 14:40漆器の見分け方今日、ご紹介した菓子盆は木芙蓉(もくふよう)が描かれたうつわです。とても軽く、とても美しい漆器です。あまりの軽さにプラスチックではないかと不安になることも、、、今日は木とプラスチックの違い、見分け方をご紹介しようと思います。漆を塗る土台を‘器体’といいます。器体はもともと木でつく...
2019.06.02 10:47秋草文様秋草文様とは秋の野原に咲く草花を文様化したもので萩(はぎ)薄(すすき)葛(くず)撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)藤袴(ふじはかま)桔梗(ききょう)といった秋の七草花が中心となり菊や竜胆(りんどう)なども加えられることがあります。どの花も春に咲く花のような華やかさはありませんが...
2018.09.29 08:19蒔絵蒔絵を施した漆器の椀や膳は、あらたまった席での器としてふさわしいものです。漆で絵を描いた上に金粉を蒔くことから蒔絵といわれ、漆器の加飾の中でもっとも知られ、深い艶をもつ漆地に金が映える技法です。この膳も控えめに描かれた文様が漆地に映え、深い漆黒はより深く、金をより華やかに映してい...
2018.08.29 10:54漆器古い漆器の製作年代のいうのは、見分けることが難しいと言われています。江戸初期以前のものに関してですと、蒔絵のものでいうと、金粉の粗さや発色などで判定できるものもあります。しかし、江戸前期以降のものに関しては、椀の形や文様などでおおよその時代がわかるものがある一方、研究者でも製作年...
2018.08.24 10:32塗り小皿塗りの小皿は華やかで、塗りの膳やお箸と一緒に使うと、とても美しく、祝いの席を引き立たせてくれます。器にバラエティと豊かさと調和を求め、単に食べるだけの器にとどまらず、美を追求することにかけては、日本人ほど凝る民族はないと言えるでしょう…それは日本が四季に移ろう豊かな自然と、多様な...
2018.08.07 06:36漆器 菓子盆以前も書きましたが、漆器というと、どうも扱い難い印象が優先してしまい、敬遠される方が多いと思います。確かに、食洗機には不向きですし、乾燥が難しい…紫外線に弱い…というデメリットがあり、今では、紫外線に強い漆器の研究、開発がされているほどです。しかし、紫外線に弱いことは天然素材では...
2018.06.03 08:00漆器のうつわ日本には山があり海があり…自然豊かで四季に恵まれ、その時々で色々な花が咲き、美しい表情を見せてくれます。漆器のうつわには漆が使われていますが、漆科の植物は日本全土に自生しています。カブレをもたらす事によって、敵から身を守り、幹が傷つけられた時は樹液を固めて傷口を保護します。殺菌性...