2022.01.31 03:51重香合昨日、ご案内した小さな段重。両手で持つとすっぽりと収まる程小さな段重です。重香合といいます。茶道具の香合の一種で上の段に香包(こうづつみ…香をつつむ紙)中の段に銀葉(ぎんよう…銀を紙のように薄くのばしたもの)下の段には炷殻入(たきがらいれ)を入れるお品です。とても可愛いお品ですの...
2021.09.11 02:26焼継ぎ古伊万里のうつわ…丁寧な直しがされています。焼継ぎとよばれる直し方で接合部分に溝をつけて白玉粉と呼ばれる一種の無色ガラス(鉛ガラス)の粉末を敷きその上に真鍮の銅を鎹(かすがい)に置き低温度で白玉粉を溶かして接合する直し方です。手間と時間をかけて直して使おうする昔のひとのうつわ対す...
2021.06.13 13:19畑仕事今回も私の日々の生活のことなので興味のない方はスルーでお願いします。去年の夏前からはじめた野菜作り。はじめはほんの時間つぶしと足腰が弱りつつある義父を何とか外に連れ出したくてはじめた野菜作りでした。認知症の父に野菜作りを教わりながらあってる?大丈夫かな??ほんとにあってる???と...
2021.06.07 23:56漆器 高台付御膳こちら先日ご案内した高台付の御膳です。形が素敵な御膳ですが塗りの剥がれ等がありいい意味で良いあじが出た漆器の御膳です。新しいものには出せない味わい深さ…これが古道具の良さでありそのものの歴史を感じることのできる風合いでしょう。是非、お手にとっていただきたい素敵な御膳です。古いくり...
2021.05.22 01:07漆器 菊のまめ皿今回ご紹介したのは菊の文様が可愛い漆器のまめ皿です。以前にもご紹介させていただいたことがある素敵なお品です。今回もまたご縁をいただきご紹介することとなりました。こちら少し剥がれなどがあるものもあり完品ではございません。普段漆器は出来るだけ完品や美しい状態のお品をご案内するよう心掛...
2021.05.12 08:51母の日以前はよく子供たちのことをインスタに書いていましたが本人たちの希望もあり書かなくなってもうニ年ぐらい経つでしょうか…ひょっとしたらもっと経つかも知れません。ブログの存在を知らない子供たち。ここなら少し日記程度に書き留めておこうかな…と思い「母の日」のことについて書くことにします。...
2021.05.06 04:45漆器 ふみ入れ昨日ご紹介したのは漆器のふみ入れです。最近、うつわだけでなくこのようなお品もご紹介させていただけたら…と思いご案内させていただきました。いつもお品をご紹介するときに考えることは私ならどう使うだろう…と今回のこのふみ入れ…私なら………子供の母子手帳そしてふたりの子供それぞれに宛てた...
2021.05.02 08:57白磁のうつわ白磁のうつわ…品格漂う楚々とした姿に見惚れてしまいます。それぞれのうつわにそれぞれの美しさがあるように白磁のうつわにはきりっとした純白の磁肌であったり…玲瓏(れいろう)で澄んだ磁肌であったり…焼かれた時代や焼かれた窯によって同じ白磁でも姿や感じ方が違うように思います。繊細で冷たく...
2021.04.13 12:58統制陶器統制陶器とは戦争中に経済統制を受けた陶器類や製品類をさす言葉です。無駄やムラをなくし必要な分野へエネルギーを振り分けるため生産から小売まで一貫した配給を整備すること。また、生産量や配給量を把握することにより価格の高騰と暴落を防ぐため。そして、生産者や販売者を管理することで品質を維...
2021.04.08 11:54お預かりにつきまして…いつもご覧いただき有難うございます。毎日、家族のためにご飯を作る…もう、今日は疲れたな〜とか主人と二人…作る気がしないな〜とかそんな日でもあのうつわを使いたいな…あのうつわが似合うかも…と自分の機嫌を自分で取りながらキッチンに立つ…たまには鼻唄をうたいながら…そんな主婦の方や主夫...
2021.03.25 02:07色被せガラスとても美しいガラスの鉢のご紹介です。高貴なお色としても知られる淡い紫のうつわ…涼しさも感じられてこれからの季節に活躍してくれそうなうつわです。色被せ(いろきせ)とは地となるガラス(通常は無色)の上に別の色ガラスを重ねる技法のことでガラスが冷えてからカットをするとさまざまな文様が現...
2021.03.16 14:19染付六寸皿 唐草文様今日ご紹介したお品は唐草文様と中央に松竹梅が描かれた美しい六寸(約18cm)のうつわです。うつわの見込みに環状に松竹梅が描かれることが多くなったのは18世紀後半からと言われています。松竹梅は中国では「歳寒三友」として画題にも取り上げられるほどの文様で寒さに耐える"松"緑を保つ"竹...