漆器
古い漆器の製作年代のいうのは、見分けることが難しいと言われています。江戸初期以前のものに関してですと、蒔絵のものでいうと、金粉の粗さや発色などで判定できるものもあります。しかし、江戸前期以降のものに関しては、椀の形や文様などでおおよその時代がわかるものがある一方、研究者でも製作年代を見分けることは難しいものもあります。
唐草文や葛の形で江戸前期、中期、後期と分けられるようですが、文様がパターン化されてくるのは江戸後期からです。
また明治後半から、目先の変わった斬新なものが現れます。
年代と共に移り変わっていく文様は、観ていてとても楽しいものかも知れません。
これからも美しい蒔絵が施されたものや、シンプルな塗りのものがご紹介できますように…
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