染付皿
染付皿とは、手描きで絵付けされた器のことをいいます。
印判の技術が出来るまでは、1枚ずつ描かれる染付皿が主流でした。当時はとても高価で一般庶民には、手の届かないものでした。
1枚ずつ手描きで描かれる為、同じものが2枚とない器と言うことができるでしょう…
また、とても繊細に描かれた器を実際に手に取っていただき、1本1本描かれた線をご覧いただくと、繊細さと緻密さに思わず見入ってしまいます。
今の時代、大量生産が可能で、ワンコインでビックリする程の美しい器を、ほんの車を5分も走らせれば買うことが可能な時代です。それはそれで良さがあるように思います。
でも1日3食、しっかり食べるとして、この先あと何年生きて、あと何食食べる事ができるのか…45歳を過ぎた私には、あと何食か想像する事が出来ます。毎食、手の込んだ料理は無理でも、1日3食のうちの1食でも、気に入った器にお料理を盛っていただき、お食事の時間を楽しんで頂けたら…そんなお手伝いをさせて頂けたら幸せだなと最近思います。
0コメント