文様 粟とうずら
粟とうずらが描かれた中鉢…
うずらは秋に渡来し
平地の草原や稲田に群れをなして棲む
キジ科の鳥である。
うずらは秋の風物とともに描かれ
なかでも実りの穂を垂れた粟とうずらは
最も好まれた組み合わせでした。
やきものの文様としては
古九谷様式や柿右衛門様式にみられる粟とうずらは
優品と見らました。
柿右衛門様式の色絵のうずらと粟の文様は
マイセンやシャンティーなど
ヨーロッパの窯でコピーされたことは
広く知られています。
美しく丁寧に描かれた
うずらと粟…
その可愛さに
微笑ましく眺めてしまう中鉢です。
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