豆皿

眺めているだけで楽しい豆皿…
コレクションされている方も多いように思います。

豆皿の歴史は
手塩皿にさかのぼります。
中国国内の内乱により
中国が磁器の輸出ができなくなった1650年ごろから
日本の商人が食生活にあった食器を窯元に
直接発注するようになります。
中国の磁器になかったサイズや形、絵柄の指示が
できるようになります。
この頃から日本独自の食器が生まれ
流行し始めました。
その代表が手塩皿や長皿です。
古来、日本人の食事の形式は
膳に飯碗、汁物、主菜を盛る器、
向こう側に副菜を盛る向付を置き
箸の脇に手塩皿を置きました。
ただ、手塩皿が誕生した当時は
これを使うのは上流階級に限られ
手塩皿が庶民に伝わるのは
江戸中期以降になります。
武家社会から町人社会へと時代が変わり
上流階級の暮らしを真似て
磁器を使うようになりました。
時代のながれとともに名称は変化していき
手塩皿は豆皿と呼ばれるようになり
三寸(9cm)までの器を一般に豆皿とよばれるようになりました。

これからも美しい豆皿
可愛い豆皿がご紹介できますように…


凪〜nagi〜

何気ない日常にそっと色を添えてくれる… そんな和の器や古道具を販売しています。 何気ない日常に たまに鼻歌を口ずさみたくなるような… たまにスキップしたくなるような… そんな日々のお手伝いが出来たら幸せです。

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