漆器の見分け方

今日、ご紹介した菓子盆は
木芙蓉(もくふよう)が描かれたうつわです。
とても軽く、とても美しい漆器です。
あまりの軽さに
プラスチックではないかと不安になることも、、、
今日は木とプラスチックの違い、見分け方を
ご紹介しようと思います。

漆を塗る土台を‘器体’といいます。
器体はもともと木でつくられていましたが
今はプラスチックのものもあります。
器体が木のものの特徴は
比較的、熱が伝わり難く
温かなものは冷め難くなります。
また、水に浮くことも大きな特徴の一つですが
指ではじいて軽い音がすることも特徴です。
欅が使われているものは
角度をかえて
斜めからみると
木目が見えるものもあります。

お品が良いものほどとても軽く
塗りが厚いので
自信がないときは
縁に剥がれがある疵のものなどを
実際に削って確認しています。
この器もお写真のように
器体が木であることを確認済みです。

こうしてまだまだ勉強中の身ですが
このような経験を積みながら
いつか手触りだけで
見分けられるよう学んで参ります。




凪〜nagi〜

何気ない日常にそっと色を添えてくれる… そんな和の器や古道具を販売しています。 何気ない日常に たまに鼻歌を口ずさみたくなるような… たまにスキップしたくなるような… そんな日々のお手伝いが出来たら幸せです。

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