箸置きの文化

箸置きを使うだけで
少し改まった感じになるのは
我が家だけでしょうか…
私の帰りが遅く
出来た料理から食卓に並べると
成長盛りの子供たちは
自分でお茶碗にご飯を盛って
食べ始めることがあります。
そんな時は
「待ってなさい」と言うことは
酷なように思え
好きに食べさせています。
そんな子供達に
うつわの美しさや
箸置きの良さを
話すことはありませんが
大人になった時
母のこだわりや好みを
少しでも思い出す時があったら…
そんな淡い思いを抱きながら
日々、あっという間に消費されていく
食事を作るのです。

話は随分と外れてしまいましたが
古い時代の箸置きに出会うことがなく
よくまめ皿を箸置きの代わりに
お使いいただくことをご紹介しています。
そこで箸置きの文化について
調べてみました。
食生活の文化が
今の時代に近づいてきたのは
江戸時代以降のことです。
箸置きの文化は
明治時代以降に発展するようになります。
それまでは複数人で食卓を囲むという文化がなく
机や箸の汚れに過敏ではありませんでした。
文化の変化によって
箸置きが日常に取り入れられるようになったようです。

なかなか箸置きの良さを
わかってもらえない我が家ではありますが
これからも懲りずに
置き続けようと思います。


凪〜nagi〜

何気ない日常にそっと色を添えてくれる… そんな和の器や古道具を販売しています。 何気ない日常に たまに鼻歌を口ずさみたくなるような… たまにスキップしたくなるような… そんな日々のお手伝いが出来たら幸せです。

0コメント

  • 1000 / 1000