八仙(八福神)

今回、ご紹介した印判の七寸皿。
てっきりよく見る七福神のうちの一人が
描かれていると思っていました。
しかし、よくよく見てみると…
瓢箪を持っています。

七福神は
恵比寿天(左手には鯛を抱え、右手には釣竿を持っています)
大黒天(大きな袋を背負い、打出の小槌をもち、頭巾を被っています)
毘沙門天(武将の姿をして、右手な宝棒、左手に宝塔を持っています)
弁財天(唯一の女性の神様です)
福禄寿(長い頭、長い顎髭、大きな耳たぶ、鶴と亀を連れて、左手に宝球
右手に巻物を括りつけた杖を持つ)
寿老人(手には巻物を括りつけた杖、団扇や桃を持ち、鹿を従える)
布袋尊(大きな袋を持ち、いつも笑顔を絶やさない)
瓢箪を持つ神様が出てこず
戸惑っていたところ
中国では
日本の七福神に似た
八仙(八福神)とよばれる実在の仙人がいたと
言われているということを知りました。
八仙は
それぞれ神通力を発揮するため
法器を持っていて
その中に
瓢箪がありました。
八仙は道教の仙人のなかでも代表的な存在であり
中華社会のいかなる階級の人にも受け入れられたということです。

と書いてありましたが…
このうつわに描かれている神様が
どの神様を描いたものなのか…
他のうつわと同様
描いた人がどのような思いで描いたのか
どのものを見て真似たのか
今と違って
写真や通信手段が発達しているわけでもない昔では
定かではないのが
本当のところなのかも知れません。

凪〜nagi〜

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