塗りもの 螺鈿

この塗りの椀には、ほんの少しですが、螺鈿細工が施されています。
今は薄くなり、ところどころになっていますが、作られた頃はとても美しく、華やかなお椀だったように思います。
螺鈿とは、漆器の表面に貝を貼り付けたり、埋め込んだりして装飾する技法です。鮑貝、夜光貝、蝶貝などが用いられます。貝を用いた螺鈿の技法は、東アジア全般に見られますが、日本の螺鈿技法は、奈良時代に中国から伝来したとみられています。しかし、日本では、螺鈿単独の装飾技法としてより、蒔絵と併用する漆器装飾技法として、発達し好まれたようです。

これからも螺鈿細工だけに限らず、箔絵や漆絵などが施された華やかな漆器のうつわをご紹介できたらと思います。

凪〜nagi〜

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